ピーマンの日々

ピーマンに生活を左右されてます。

夏野菜を植え付ける時期になって、先週の土曜日、畑にピーマンを一株植えたんです。

農園からの説明だと、ピーマンは水を多めにやらなきゃいけないみたいで、特に植えてからしばらくは週に二回のペースで水やりをしなければいけないとのこと。

週二はなかなかに難しいなぁ、と思いながら天気予報を見ると、水曜木曜と雨の予報。

雨が降るなら、わざわざ水やりに行く必要もないでしょう。むしろ、水のやり過ぎはよくないというものです。「週二回」のうちの一回は自然の雨に任せて、次の水やりは週末にしよう、と、水曜日は畑とは反対方向の駅前でいろいろと仕事をしていたわけです。

……雨なんか降らないじゃないか!

予報では「昼過ぎから大雨」と言っていたから、畑にはいかなくていいやとこっちに来たのに、昼下がりまでカンカン照り。

雨雲レーダーを見てみると、よその地域は土砂降りだというのに、僕の地元だけ巧妙に雨雲が避けているんですよ。

週末まで畑に行かない、ということで予定を立てていたのに、この後も雨が降らなかったら、予定を立て直して木曜日に畑に行かなきゃいけない。木曜日に畑に行くということは、木曜日の予定を他の曜日にずらすということで、木曜日の予定を他の曜日にずらすということは、ほかの曜日の予定をまた別の曜日にずらすということで、中にはずらしようのない予定もあって……。

ピィ~~~~~! ピーマン、ピィ~~~~~~~~!

そんなことを考えながら、水曜日の空模様を見つめていると、次第に水墨画のように黒い雲がモクモクと沸き立ち、世界の終わりかと思わんばかりに空は雲に覆われ、夕方から一気に土砂降りになりました。

良かったよかった。これで予定を立て直ししなくて済む。土砂降り土砂降り、ランランラン♪

畑には他にも、ナス、ミニトマト、エダマメ、バジル、サンチュ、マリーゴールドを植えています。わずか二畝だけど、野菜と葉っぱとお花でいっぱいです。

ミニトマトを植えるのは二回目で、わきにはバジルを植えています。これはミニトマトが水を嫌う一方で、バジルが水を好むので、近くに植えておけばバジルが余分な水を吸ってくれるからだそうで。

それでもなお、ミニトマトはデリケートです。去年もいくつかひび割れたミニトマトがあって、どうやら水の与え過ぎが原因ではないかと……。

さっき、土砂降りが降ったがね。そこまで降らなくてもいいよってくらいに。

ピィ~~~~~~! ミニトマト、ピィ~~~~~~~~~~!

投稿者: ノック

民俗学ZINE作家。 「バズらないモノづくり」をテーマとする「ノンバズル企画」を主宰。民俗学専門ZINE「民俗学は好きですか?」を企画・執筆・製本・販売しています。「民俗学とは『生きること』を探求する学問」をテーマに、民俗学の魅力をわかりやすく、面白く、奥深く紹介していきます。