ヤサイノオワリ

まだ八月も半ばなのに、夏ももう終わりだなぁと思ってしまうのはきっと、畑の夏野菜が終わりを迎えてきたからかもしれません。

少し前に畑に行ったら、エダマメが一気に枯れていて、腰を抜かしました。何か悪い病気なのかと思ったけど、ほかの畑も同じような感じだったし、時期から考えても、エダマメのシーズンはおしまいってことなのでしょう。それにしても、少し前までジャングルかってくらい防虫ネットの中で青々と茂っていたのに、こうも一気に枯れてしまうとは。

エダマメパーティ、楽しかったな。

 

エダマメは定期的に水やりをしなければいけないんだけど、どうせ梅雨が来るからそんなにこまめにやらなくてもいいだろう、と思っていたら、今年は梅雨が短かったんです。雨が少ないせいで、生育が遅かったのかな。

今、ピーマンも一株育ててるんだけど、ピーマンもこまめな水やりが必要ですが、やっぱり生育が遅い。今週に入って、ようやく一か月前の追肥の効果が出てきて、久々に収穫できたぐらいです。

一方で、ミニトマトの方は生育は悪くないけど、どういうわけか縦に長いんです。

なにか育て方を間違えたかな、と思ったけど、ほかの畑のミニトマトも同じように縦に長い。

ほおばってみると、ふつうのミニトマトよりも一回り大きい気がする。

ミニトマトは水を嫌う野菜なので、梅雨が短かったことで逆によく育ったのかもしれません。

ちなみに、ナスも一株育てているのですが、こいつはあまり水とか関係ないみたいで、とにかくよく育ってました。毎週のようにナス料理を作り続けたおかげで、ナス料理のレベルがちょっと上がった。

これまたうちの畑で取れたバジル(実はこれが一番楽しみだったりする)と一緒に油でいためて、ちょっと蒸すとおいしいです。

まさに、ナスだけに言うことナス

ただ、ナスは葉っぱがトゲトゲしていて、油断するとめちゃくちゃ痛い。これがホントのトゲナストゲアリ。怒りも悲しみも喜びも、全部ナスにぶちこめ。

「キレイなバラにはとげがある」なんて言うけど、「うまいナスにもとげがある」も新たに追加してほしいところです。

今、太陽消毒ってやつをやっていて(畑に水を撒いてビニールをかぶせ、サウナにするのだ!)、来週は、秋冬の野菜に向けて土づくりです。あのスラムダンクの安西先生が「土づくりを適当にやっちゃいかん。種や苗を植える前に試合終了だよ」って言いそうなので、しっかりやらないと。安西先生、いい土を作りたいです……。

投稿者: ノック

民俗学ZINE作家。 「バズらないモノづくり」をテーマとする「ノンバズル企画」を主宰。民俗学専門ZINE「民俗学は好きですか?」を企画・執筆・製本・販売しています。「民俗学とは『生きること』を探求する学問」をテーマに、民俗学の魅力をわかりやすく、面白く、奥深く紹介していきます。