ルパンは覚えているか?

去年、潰れかけたTSUTAYAからアニメ「ルパン三世 第2シーズン」のDVDを大量に手に入れました。

そう、ルパンみたいに鮮やかに盗んだんです。ウソ! 中古で安く買い取ったんです!

50年も前のアニメだけど、子供のころに夕方の再放送で、毎日見ていた思い出のアニメなんですよ。

DVDを買って、あれから1年……。

まだ見終わってません!

月に1~3回のペースで、数話まとめてみてるけど、なんせ100話以上手に入れたもので、いまだに見終わらない!

それでも、残りあと18話くらいのところまで来ました。もうすぐ見終わっちゃう……。ああ、さらば愛しきルパン……。

……いや、あと1クール以上あるがね。

仮面ライダーだったら、18話もあったらそろそろ新ライダーに慣れてきて、強化フォームとか出てきて、敵幹部の一人くらい倒してたりして、2号ライダーとか3号ライダーとか出てくる、それくらいの話数ですよ。

仮面ライダーガヴだと、ちょうど仮面ライダーヴラムが出てくる頃です。

仮面ライダーゼッツだと……、これは今月始まったばかりだった。

さて、1年かけて100話以上をようやく見終わるんですけど、100話以上もあると、最初の方に見た話がどんなだったか、もうあんまり覚えてないんですね。タイトルを見ても、あらすじを何となく覚えてる程度。

ヤツはとんでもないものを盗んでいきました……私の記憶です!

これは2周目も楽しめそうだぞ。

記憶と言えば、びっくりしたことがあって。

第14話「カリブ海の冒険」を見たときのこと。

話の中にはタイトルを見ただけで「この話、子供のころ見た!」と明確に覚えてるものもあるんですけど、「カリブ海の冒険」というタイトルには特に覚えがなかったんです。

で、見て見ると、物語の冒頭でルパン一行がカリブ海へとやってきて、飛行機のタラップを降りたルパンが一言、

「タイトル」

とつぶやくと、サブタイがタイプライターっぽく打ち込まれるおなじみのあのタイトル演出が入ります。

そのシーンを見たとき、僕の体にビリビリと電流が。

このシーンこそ、25年も前に僕が初めてルパン三世を見たときのシーンだったからなんです。友達に夕方やってるルパン三世が面白いと教えてもらって、初めて見たときの話がまさにこの「カリブ海の冒険」だったんです。

そこから毎日のようにルパン三世を見てたのに、「一番初めに見たシーン」を25年もたって覚えていたなんて。

ほかにも、知らない話だなぁと思ってみていたけど、ラストシーンで、「あ、これ、昔見た!」と思い出す話もいくつかありました。

そんなこんなでもうすぐ手に入れたDVDをすべて見終わるのですが、DVDにはあと6巻、欠番があるんです。

でも、獲物は必ず手に入れるぜェ。

じっちゃんの名に懸けて!

……あ、このセリフじゃなかった……。

投稿者: ノック

民俗学ZINE作家。 「バズらないモノづくり」をテーマとする「ノンバズル企画」を主宰。民俗学専門ZINE「民俗学は好きですか?」を企画・執筆・製本・販売しています。「民俗学とは『生きること』を探求する学問」をテーマに、民俗学の魅力をわかりやすく、面白く、奥深く紹介していきます。