富士山に登りたい!

4年後に、富士山に登りたい!

今年は滋賀の比叡山や長野の諏訪など、日本の宗教における聖地ってやつをあちこち回り、修験道や自然信仰などあれこれ調べてました。

さて、日本一の霊峰ってなるとどこだろ、って考えると、やっぱり富士山ですよね。古来より、強い信仰の対象となってきました。

ところが、僕は富士山に登ったことがない! 5合目までは車で行ったんだけど。

やはり、一生に一度はのぼりたいな富士山。 富士山の上でおにぎりを食べたい。そして、触れたい。山岳信仰の真髄ってやつに。

よーし、地球一周から10年。新たな冒険の舞台は富士山だ!

と思い立ったはいいものの、「よし、来週行こう!」なんて気軽に行ける場所じゃなく。

いや、ふもとまではちょっと予定と予算を組めば来月でもいいけど、「登る」となるとそれなりの準備と覚悟が必要です。

4年後はちょうど40歳だし、体力のいるチャレンジをするにはちょうどいい頃合いかもしれない。

というわけで、4年後を目標に掲げたのです。

まずはこの4年間で、富士山に登れるだけの体力と経験をつける。

そして、富士山に登れるだけの装備もそろえる。

その第一歩としてまずは地元のアウトドアショップに足を運んでみました。

最低限必要なのは、富士山に耐えられる服と靴とバックパック。さて、いくらくらいあれば……。

……え、高っ……!

この予算だったら、富士山登らないで、河口湖あたりのいいお宿に泊まってたらふく食べてゆったりできるのでは……?

うーん、でも、ただの洋服や靴を選んでいるんじゃありません。3000m以上の高所を歩くための、命を守るための装備。お金がもったいないから安物でいいやというわけにはいかぬ。

そういえば、大好きなアニメ「ヤマノススメ」でも、あおいちゃんがアウトドアショップで金額に目を回してるエピソードがあったなぁ。

まあ、今すぐ全部そろえる、今すぐ全額払えとなるとお財布が痛いけれど、4年かけてちょっとずつそろえていけばいいか。

そして、いきなり富士山に登るんじゃなくて、1000m、2000mと少しずつ体力と経験をつけていかないと。

なるたけ、修験道とか山岳信仰とかかわりの深い山がいいなぁ。

おまけのコーナー

今年、諏訪を旅した時のこと。ゲストハウスで一緒になった人たちが登山好きの人たちで、いろいろと話してたんですけど、登山好きの人たちって「○○山」「××岳」の「山」や「岳」を省略するんですね。

Aさん「あそこ登ると、天狗が見えるんですよ」

僕「へぇ! 天狗がいるんですか!」

もちろん、本物の天狗がいるのではなく、「天狗岳という山が見える」という意味でした。

投稿者: ノック

民俗学ZINE作家。 「バズらないモノづくり」をテーマとする「ノンバズル企画」を主宰。民俗学専門ZINE「民俗学は好きですか?」を企画・執筆・製本・販売しています。「民俗学とは『生きること』を探求する学問」をテーマに、民俗学の魅力をわかりやすく、面白く、奥深く紹介していきます。