第31話を読んでくれたあなた、ありがとう。いつにもまして長かったでしょ(笑)。
1話目からずっと読んでくれているあなた、本当にありがとう。ここまで長かったでしょ。
この31話目だけ読んだよと言うあなた、ありがとう。……話、ついていけてます?
31話目にして今回初めて「あとがき」なんてものを書いているのですが、なぜかというと、この31話目が「あしなれ」という小説にとって、特別なエピソードだからです。
亜美、志保、たまきの「家出」「不法占拠」という冒険は、まだまだ続きます。
まだまだ続くんだけど、終わりが見えない(笑)。実は最終回の内容と、そこへ向けた展開はもう頭の中にあるんですけど、まだまだ消化したいエピソードがいっぱいあって、いつそこにたどり着くのやら。
もしかしたら、最終回を書く前に、僕の人生の方が先に最終回を迎えてしまうかもしれません。もしそうなったらこの小説は「未完」として放置されることになります。
なので、「本当の最終回」はまだまだ先なのですが、「もし、ここでシリーズが終わるのだとしたら」という「とりあえずの最終回」としてこの第31話を書きました。
この「とりあえずの最終回」は、僕としては「セーブポイント」に近い意味です。ラスボスと戦う前に一応セーブしとこう、と同じノリです。「僕になんかあった時のために一応、現時点での最終回書いとこう」。
もしもこの先、僕がうっかり腐った饅頭でも食べて死んでしまった時は、この第31話が最終回だったんだと思ってください。
もちろん、「あしなれ」のお話はまだまだ続きます。その証拠に、第32話は実はもう書きあがってます。それどころか、「新章突入」です。
あと、「本当の最終回」は、こんなもんじゃないです。
これからも、亜美、志保、たまきの冒険はまだまだ続きます。「城」を飛び出し、街を飛び出し、南へ、西へ、北へ、東への大冒険です。
とりあえず、次回からたまきには少し冒険をさせようと思ってます。ちょっとだけ「南」に行ってもらおうかなぁ、と。
では、第32話「風吹けば、住所録」でお会いしましょう。