お待たせしております。
お待たせしすぎているかもしれません。
えー、小説「あしたてんきになぁれ」の第33話をアップしたのが去年の9月。
第34話の公開予定としていたのが12月。
……今、3月です。
つまり、「あしなれ」が中途半端なところで止まったまま、半年たってしまった、と言うわけです。まったく、ふざけてんじゃないよ。
原因は二つありまして。
まず一つは、純粋に書くのに手間取った、ということです。
なにせ、第34話の初稿の段階で2万字を越えてまして。
さすがに長すぎる、ということで、原稿を半分に折りまして、「第34話」の予定だったものを、第34話と第35話に分けて掲載することにした、ってくらい長くなってしまったのです。
ハリポタが4巻目あたりから上下巻に分かれてるようなものです。
そして、もう一つの理由が新型コロナです。
第34話はこれまで「あしなれ」では出てきてない町が舞台なんです。移動距離だけだったら、今までで一番遠いです。
ところが、年明けからのオミクロン株の流行で、その町に僕が行くチャンスがなかなかなかったんですね。
ロケハンもしたいし、写真も撮りたいのに。
まあ、過去に何度か行ったことのある街だったんで、記憶とネットを頼りに原稿を書き上げたんですが、
やっぱり、ロケハンしたいし、写真も撮りたい。で、アップするのをちょっと待ってたんです。
で、感染が少しだけ落ち着いてきて、「いくらオミクロンと言えど、何も電車に乗っちゃいかんということはないんじゃないか。別にお台場でパーティするわけじゃないんやで。一人で写真撮ってくるだけやで」ということで、先日、その街に行ってきたんですね。
正直、「もうロケハンとかしないでアップしちゃっていんじゃね?」と頭をよぎったことがあったのですが、
行ってみて気づきました。「ロケハン、大事」。
「ああ、ここからはこんな風に見えるんだ」
「あれ、こことここ、意外と近いぞ」
「ああ、実際にはこんな風に見えるんだ」
「あれ、ここ、思ったより活気ない……」
「ああ、このシーン、必要だな」
というわけで、無事にロケハンと写真撮影を終えたので、3月15日に「あしたてんきになぁれ」第34話「モノレール、のちブレスレット」を公開します! そうです! 舞台はモノレールが走ってるあの街です!