ノンバズル企画3周年!

ノンバズル企画の活動が3周年を迎えました。

3年と言うと、体力づくりのためにバスケを始めた木暮君が、「バスケが好きなんだ」と言えるくらいの年月が経ってますね。

ここまでの3年を振り返ってみると

1年目:ZINEを作り始めるため、いろいろと勉強。半年かけて1冊完成させる。

2年目:コロナ禍に突入して即売イベントが激減するも、何とか活動を進める。11月には初めて文学フリマに出店。

3年目:リアルやオンラインで、少しずついろいろなイベントに出るようになる。

ここまで、「民俗学は好きですか?」をvol.6まで発行。現在、vol.7の制作も大詰め!

こうやって振り返ると、「スタートの3年」って考えると、決して悪くはないなぁ、と思いますね。謙遜はしないです。

考える限りいちばん最悪な状況が「誰にも見向きされない」「さっぱり売れない」だけど、ありがたいことに、そのルートにはなってないわけで。

さて、4年目はどうしよう。

販路拡大、と言うのも考えるんだけど、やっぱりノンバズル企画に「成長路線」と言うのは似合わない。

いまや、何でも何でも数字じゃないですか。フォロワー何人とか、いいねが何個とか、再生回数が何回とか。どれだけそれに中身が伴ってるんだか。

振り返って自分に置き換えると、「成長路線」とか「販路拡大」という言葉が似合うほどに中身が伴っているんだろうか。

そもそも、中身とは何だ。

ノンバズル企画を立ち上げた時に掲げたのが、「量」より「質」であって、それは「バズることが正義」となっている現代社会への反骨なんです。だから「ノンバズル」という名前なんです。

となると、質が伴っていないのに、量の拡大ばかりに気が向く、と言うのはちがうでしょう。

まず、質が高いものをしっかりと作って、その質の高さが容れ物からあふれ出して、量を増やしていく、というのがスジじゃないですか。

じゃあ、質の高さをどうやって確認するのかだけど、まずは自分が満足できるものを作ること、そして、人からの反響がしっかりと返ってくることかな、と思うのです。

もちろん、そこに至る道はあまりに険しい。いつも「正解がわからない!」と言いながら作ってますから。「こうすれば質が上がる!」っていう確実な道があるなら、ぜひ教えてください。

正解はわかんないけど、「こういうものを作りたい!」っていう理想はあって、ただ、そこに至るための「正解がわからない!」。

でも、正解がわかんないからモノ作りは面白いんですね。「こうすればうまくいくよ」なんて方法論が開拓されているんだったら、やる意味がない。正解がわからない道を歩いていくからこそ、冒険なのです。

まだまだまだまだ止まんないよ!

投稿者: ノック

民俗学ZINE作家。 「バズらないモノづくり」をテーマとする「ノンバズル企画」を主宰。民俗学専門ZINE「民俗学は好きですか?」を企画・執筆・製本・販売しています。「民俗学とは『生きること』を探求する学問」をテーマに、民俗学の魅力をわかりやすく、面白く、奥深く紹介していきます。